乾癬を早く治すための近道はこの３つに隠されている

乾癬を治すためには、崩れた免疫バランスを整えることが大切です。様々な毒素や病原体から身を守るには、これらを撃退する免疫の力が欠かせません。ではどうすれば免疫バランスが整うかですが、そのキーワードは三つです。

腸内環境を整えること
自律神経を整えること
自然と触れ合うこと

とは言え、それだけでは具体的に何をどうすればいいのか分からないと思います。そこで、今回はこれらのキーワードについて、その手段や根拠を説明しようと思います。

腸内環境を整える意味とその方法

免疫バランスを整えるためには、免疫にとって住み心地のいい空間を作ってあげなければなりません。
そして、腸には身体の免疫機能の大半が集まっています。
つまり、腸内環境を整えることで、そこに住む多くの免疫細胞にプラス効果をもたらすことができるのです。

また、腸内環境というのはあなた自身が意識しなければ決してよくなることはありません。例え乳酸菌サプリを飲み続けたとしても、同時に肉や揚げ物、加工食品を食べていては全く意味がありません。実際に、現代ではほとんどの人の腸内環境が悪化しており、近年、乾癬で悩む人が急増しているのもそれが原因です。

では、腸内環境を整える具体的な方法ですが、基本は善玉菌が好物にする食べ物を摂取することです。と言うのも、腸内の免疫を活性化させているのが善玉菌だからです。善玉菌の好物を摂取すれば、それがエネルギーとなってどんどん数や種類を増やしていきます。

こうして腸内細菌の数や種類が増えることで、免疫をより活性化させ正常化させることができるのです。ちなみに、善玉菌の好物は未精白の穀類、発酵食品や色のついた野菜・果物です。一方、動物性たんぱく質や脂肪、添加物などは悪玉菌の大好物です。ファストフードや加工食品は避けるべきでしょう。

自律神経を整える意味とその方法

腸内環境ほどではないにしても、心の状態は免疫バランスに影響します。心の病なんて言葉がありますし、うつ病はその代表とも言える症状です。（うつ病と腸内環境には密接な関係があることが国立精神・神経医療研究センターの研究により明らかになっています）

ここで挙げた自律神経ですが、これには交換神経と副交感神経の二つがあります。心の状態が免疫の力に影響すると言いましたが、ストレスや緊張が続くと交換神経が優位になり、そうすると免疫バランスが崩れてしまいます。このため、副交感神経を優位にすることが大切であり、そのために必要なのがしっかりと睡眠・休息をとることや、ストレスの発散、リラックスをすることです。

但し、副交感神経が優位になりすぎるのも問題で、この場合は免疫が過剰に働き、自分の身体の組織にまで攻撃を仕掛けてしまいます。交換神経が優位になってしまうことで、その反動でこのように副交感神経が優位になりすぎることがあります。

そういう意味では「整える」という言葉どおり、交換神経と副交感神経、いわゆる自律神経のバランスを保つことが大切になってきます。難しく考えず、うつ病対策のようにストレスや疲労を溜めすぎないことを意識してください。