乾癬とは
乾癬(かんせん)とは、皮膚に赤い湿疹状のものができて、その上にフケのような白いアカがたまり、はがれ落ちていく病気です。湿疹は顔の眼球および口唇以外のいたるところに発生する可能性があります。しかしごく狭い範囲で湿疹が発生する人もいれば、ほぼ全身に広がる人もあり個人差があります。 乾癬について語る際にまず言っておかなければならないこととして、伝染性の疾患ではないということです。絶対に他の人にうつることはありません。
乾癬は患部の見た目が赤く変色し、フケ状のものがポロポロと剥がれ落ちるため、他の人から見れば感染性の皮膚病では?と不審な目で見られることがあります。乾癬がうつらないということは、本人以上に多くの人々に知っておいてもらいたいと思います。
乾癬の原因はまだはっきりと解明されていません。現時点で乾癬は、遺伝による体質に加えて、感染症やストレスなどの外的要因、および肥満や高血糖などの内的要因などが複雑に影響しあって発症すると考えられています。
乾癬は白人においてより多く見られる疾患で、日本人の発症率は白人の4分の1程度と言われています。また白人では遺伝的な要因が20%近くあるのに対して、日本人では約5%程度になっています。
乾癬は慢性的な進行をしますが、適切な治療を受けた場合には、ほとんど湿疹がなくなるケースや、自然に治癒するケースもあります。ただし症状や薬剤の効き方が個人によって大きく異なるため、自分に最適な治療方法を見つけ出すまでが時間がかかります。
乾癬の治療はまず外用薬から始めて、内服薬の利用、紫外線療法と移ります。人によってはこれらすべての療法を併用する場合もあります。こうした治療を根気よく続けることで、症状が大幅に改善することもあります。しかし一方で原因が特定されていない為に医師の治療内容が合わず、長い期間乾癬の症状に苦しめられている人も多くいるのが現状です。
乾癬の原因
乾癬の症状
乾癬の薬/ステロイド軟膏の強さ
乾癬に効果的な漢方薬
乾癬と食事
乾癬は完治するか