乾癬を治すためにやるべき3つのこと

【乾癬克服ブログ】腸内環境の改善で乾癬を克服した男のブログ

乾癬を寛解させた人が実行していたこと。乾癬による皮膚トラブルを解消するための3本の柱とは?


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乾癬による皮膚トラブルを解消するための3本の柱とは?

皮膚トラブルが起こると問診や診察、検査結果から原因を特定し診断が下されます。
きっとあなたもこのようにして、乾癬という診断受けたと思います。

 

そして乾癬に適合した治療が行われるのですが、この際に以下の3つの柱のうちいずれか1つでも欠けてしまうと、折角の治療が無意味になってしまうだけでなく、下手をすれば重症化する患者さんもいます。

 

治療の基本は以下の3本の柱で行われます。

1.痒み炎症の原因を除去する

痒みや炎症の原因を特定し除去していきます。
この原因がはっきりしないと、残り2本の柱で治療を進めても効果は薄れてしまいます。

 

2.薬を有効に活用する

原因を除去したら次に行うのは痒みや炎症を抑えるために薬を有効に活用します。
それによって患部が広がるのを防ぎます。
ステロイド外用薬を中心にして抗ヒスタミン、抗炎症、高アレルギー作用のある薬を使います。

 

3.行動を変える

これが最も重要です。
そして恐ろしいのは、多くの皮膚科医が最も重要な3の項目を乾癬患者に周知徹底しないのです

 

掻破行動などストレスによって引き起こされる行動を変えていきます。
ただしあまりに高い目標を作って自分を追い込まないようにすることが大事です。
また好きな事、楽しい事を見つけて息抜きをするなど、掻くこと以外の方法で気楽にストレス解消を目指します。

 

また、規則正しい睡眠や食生活の改善も必須事項となります。
多くの”治らない乾癬患者”は病院任せで1と2ばかりを実行し、自らの努力を必要とする3を実行していません。

 

やるべきことをやらずに、やりたいことだけをやっても乾癬は絶対に良くなりませんので!

 

あー、それともうひとつ、僕のブログを読むだけでは乾癬は良くなりませんよ。
一番大切なのはできることから自分の意思で実行することです。

 

この3本柱で治療することが基本となりますので、どれが一つでも欠けてしまうと完治までの道のりは遠くなってしまいます。
原因が分からなければ再発する可能性が高いですし、薬を有効活用しなければ痒みや炎症を抑えて生活の質を向上させること(=ストレスの軽減につながります)のは困難です。
それに掻破行動などを抑制できなければ、皮膚トラブルを何度も繰り返してしまうことになります。

 

乾癬の痒み・炎症を和らげて毎日の生活を楽にする方法

痒み・炎症を抑えて生活の質を向上させるには薬の力を活用するのが効果的です。

 

このブログで何度も言っていますが”乾癬を治す薬は存在しません”!
薬は乾癬の辛い症状を抑えて生活の質を向上させるために使うものです。

 

薬物による治療では、注射、点滴、外用薬、内服薬、保湿剤などがあり、外用薬は炎症を抑えるためのステロイド剤、タクロリムス軟膏、乾燥を軽減する保湿剤があります。
痒みが強い場合は、抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬などの内服薬を併用することで、効果を高めます。

 

ステロイド剤を使用することで、局所的な湿疹や皮膚炎は短期間で炎症を鎮めることができます。
仮にステロイド剤を使って1週間経過しても、症状が改善しない場合は薬の強さもしくは使用回数を増やすとともに、スキンケアを再確認します。
それでも症状が改善しない場合は、薬の使用を中止するなどして別の原因を探ることになります。※注

 

※注/ステロイドの使用方法は皮膚科医によって意見が分かれるところです。
徐々にステロイドを強くしていくと最後には”最強”でも炎症が消えなくなる未来が待っています。

 

なので最初に強いステロイドで一気に炎症を鎮める方法を推奨する皮膚科医もいますね。
もし僕が再び乾癬に罹ったなら、強いステロイドで一気に炎症を抑えつつ、食事改善&生活習慣の見直しを徹底して、また3ヶ月で寛解させますけどね。

 

ステロイド剤はあくまでも一時的・局所的に症状を緩和させることにあるので、効果の薄い薬を長期にわたって使うのは逆に症状が悪化したり、慢性化や難治性への移行を進めてしまいます。
加えて黒ずんだ痕が残るなどの変異が見られることもあります。

 

あー、それと、念のために言っておきますが、ステロイドだけを使って食事改善&生活習慣の見直しをしない人は良くなりませんので!

 

このように痒み・炎症といっても症状や原因によって使われる薬は様々です。
自分の症状がどのようなものなのかを正しく医師に伝えて、間違いのない診断を受けましょう。
何か疑問に思うことがあれば、すぐに質問し納得した上で治療に臨むことが大事です。

 

もし医師の説明に何かひっかかるものがあって、それが解消しないなら…それは乾癬を悪化させる医者です。
医者を変えたほうがいいですよ。

 

 

このサイトは元乾癬患者の実体験をもとに皮膚科専門医の監修の下、記事をチェックしています。

中村皮膚科 中村医師
この記事の監修:中村皮膚科 中村医師

 

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