乾癬に関する誤解
乾癬という病については、患者自身が誤った認識を持っていることも少なくありません。「カンセン」という発音が「感染」をイメージさせるのか、人にうつることを心配する患者や家族が多いのです。しかし乾癬は、感染症ではありません。また、白癬菌の「癬」が使われていることから カビや菌に異常があるように思う人もいるかもしれませんが、これも間違いです。乾癬克服への第一歩として、まずは自分の病をよく理解することが大切と言えるでしょう。
病というのは、その人の体の中で一番弱いところに現れるものです。ですから乾癬は、皮膚の弱い体質の方が なんらかの原因で発症したと考えられます。
皮膚に現れる病として アトピー性皮膚炎がありますが、本来なら病原体をやっつけるはずのところを 誤って自分の皮膚を攻撃してしまうことで発症します。アトピー性皮膚炎原因については まだ全てが解明されているわけではないのですが、血中に存在する免疫グロブリンEや好酸球の異常な増加が 自身を攻撃することに繋がっているのではないかとされています。
同じように、乾癬も皮膚が攻撃される病気です。しかし免疫グロブリンEには異常が見られないので、免疫異常が起きるメカニズムの解明がカギとなるでしょう。また、患者の多くはストレスをかかえているので、ストレスが関係しているとも考えられます。
乾癬が改善した人も最初はみんなこんなにひどい状態だった!
そもそも乾癬ってどんな病気なの?
乾癬の発症部位は?
乾癬は克服できる病気です
乾癬は若い人ほど悪化が速いので注意
乾癬の進行とリウマチ誤診
なぜ乾癬は起こるの?
軽視してはいけないストレスと乾癬の関係
乾癬患者によく見られる性格と職業
ステロイド軟膏をはじめとする薬への依存心