乾癬と自律神経の関係

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乾癬の痒みから脱出する方法。自律神経バランスの改善を図る


自律神経の乱れが痒みの原因

乾癬を考えるうえで重要なのが自律神経です。
自律神経とは、自らの意志とは関係なく自律的に働く神経のことです。あなたが呼吸をするのも、汗をかくのも、消化するのも、唾液が出るのも、夜になると眠くなるのも全ては自律神経が制御しています。

 

自律神経には交感神経と副交感神経の2種類があります。
交感神経は体の働きを活発にするように働き、副交感神経は体を休ませようとする働きがあります。いわば、アクセルとブレーキの関係ですね。車はアクセルとブレーキを状況に応じて正しく働かせることで正常に運転できるわけですが、同じように人間の各器官の働きもバランスが大切です。

 

交感神経は活動的、興奮状態、ストレス状態の際に活性化する
副交感神経は安静、リラックス状態の際に活性化する

 

ところが、時として自律神経のバランスが崩れてしまうことがあります

人間の体内には、日内リズム(サーカディアンリズム)という体内時計が備わっており、それに合わせて1日24時間の体の働きが調節されています。
昼間はアクセルである交感神経の働きが強く、夜間はブレーキである副交感神経の働きが強くなります。それが、昼夜逆転の生活を続けることで、リズムを乱してしまうのです。

 

また、自律神経の働きを乱すものとしてストレスも挙げられます

例えば胃潰瘍は、それによって引き起こされる病です。
胃の粘膜を保護する粘液は副交感神経が優位な状態(リラックス状態)で分泌されます。ストレスによって交感神経の活動が高まると、この粘液の分泌が減少して 胃粘膜が胃酸で荒れ、ついには胃潰瘍になるわけです。

 

また、便秘、下痢、動悸、冷えなどの症状も、交感神経の活動が活発化しすぎることで起こることが知られています。

 

では、痒みと自律神経の関連はどうでしょうか?

痒みにも自律神経の乱れが原因の痒みがあります。乾癬患者の痒みは自律神経の乱れが原因の痒みであることがほとんどです。あなたにも以下のような痒みはありませんか?

 

自律神経の乱れが原因の痒みの特徴

ピリピリ、チクチクするような痒み
ストレスがかかるような体験をすると痒くなる
体温が急激に上昇すると痒くなる
皮膚になんらかの刺激を受けると痒くなる
体の一部ではなく、広範囲にわたって痒くなる
短い間隔で体のあちこちが痒くなる
乾癬が出ていない部分も痒くなる

 

交感神経が活発な状態になると、血液中に痒みの元となる顆粒球が放出されることが知られています。これが血流にのって全身を駆け巡るため体のあちこちが痒くなるのです。

 

乾癬患者やアトピー患者は1日の内で交感神経が活性化している時間が非常に長いといいます。乾癬という病そのものが患者自身に大きなストレスとなっているためこの状況から抜け出すのが難しいのです。

 

自律神経の乱れを治す方法

自律神経は自分の意思でコントロールできないので、その乱れを自分の意思で治すのには時間がかかります。しかも、自律神経を正す特効薬もありません。なので、なるべく心の平穏を乱さない生活を送ることが大切といえますが、現代社会においてそれはほぼ不可能といってもよいでしょう。

 

そこで、副交感神経を上手く作動させる方法として、温熱療法をお勧めします。
体を穏やかに温めることが自律神経バランスを改善したり 皮膚を再生するのに非常に良いことは医学的にも証明されています。

 

免疫バランスの改善や副腎からの正常な副腎皮質ホルモン放出にも良い影響が期待できるので、ステロイドの使用過多によるリバウンドなどの対処にも有効です。また、副作用がなく体にやさしいのも、メリットと言えます。

 

参考:リバウンドの原因

ステロイドとは副腎から分泌される副腎皮質ホルモンに似せて化学的に合成したものです。(副腎皮質ホルモンには炎症を抑える効果があります)
ステロイドを長く使用すると、体内には常に副腎皮質ホルモンで満たされる状態となるため副腎は活動を停止してついには副腎不全の状態となります。
副腎不全の状態でステロイドをやめてしまうと、体内の副腎皮質ホルモンが不足し、抑えきれなくなった炎症が一気に吹き出るのです。

 

副交感神経が働いて自律神経バランスが正常化されると、神経やホルモンのバランスが保てるので全身の細胞が活性化して徐々に痒みが減少します。
また、血液がキレイになることで、酸性に傾いた血液を弱アルカリに戻せます。これにより老廃物が排出が促され、胃腸の代謝もよくなって乾癬を克服できる可能性がアップします。

 

温熱療法では急激に体を温めるのは絶対にやってはいけません。(急激に温めると交感神経が活性化され逆効果です)
僕の場合、体のどの部分を温めるか、何分くらい温めるか、どうやって温めるか等は乾癬克服マニュアルを参考にしました。

 

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