乾癬の悪化は心と腸からはじまる

【乾癬克服ブログ】腸内環境の改善で乾癬を克服した男のブログ

ストレス→自律神経→免疫→乾癬の順で悪くなる。さあ、あなたは今何をすべきでしょうか?


kiduki

ストレスの蓄積が身体によくないというのは周知の事実です。心の状態に問題が起これば、それだけで下痢や腹痛を引き起こすことがありますし、一見健康に思える人ですら、ストレスなどの心が原因でうつ病になってしまうこともあるのです。

 

また、ストレスによって引き起こされる病気はうつ病だけではありません。なぜなら、ストレスの状態次第で免疫機能そのものを悪化させてしまうため、その意味では全ての病気の発端にもなり得るのです。

 

免疫に関わるのは腸内細菌だけではない

正常な免疫を作るは腸内細菌だと言われていますし、確かにそれは事実です。しかし、腸内細菌が作る免疫は7割ほどなので、体内の全ての免疫を作っているわけではありません。では、残りの3割の免疫はどこで作られているのでしょうか?

 

それは「心」だと言われており、それくらい心と免疫は深く関係しているのです。実際にストレスが免疫力を低下させることは実験で明らかになっていますし、ストレスを条件付けすることでも免疫機能が悪化することが分かっています。

 

また、ストレスの量や質ごとでそれぞれ免疫に微妙な変化があるのです。とは言え、こうした関係性を私達が完全に理解するのは難しいのが事実です。そこで、まず私達が知っておくべきことは、“ストレスによって免疫機能が悪化する”という事実です。

 

“条件付けの実験”や“ストレスの量や質による免疫の変化”を理解するよりも、純粋に“ストレスによって免疫力が低下する”ことを覚え、そうならないようストレスへの配慮や改善を考えた方が建設的です。

 

ストレスが免疫力を低下させる仕組み

そもそも、なぜストレスによって免疫機能が悪化してしまうのか?その理由をここで説明しておきます。
ストレスが免疫力を低下させることになる理由は二つあります。

一つはストレスホルモンの発生です

ストレスを感じた時、私達の身体の中にはストレスホルモンが発生するのです。

 

そして、このストレスホルモンの影響を最も強く受けるのが、免疫細胞の一種であるNK細胞です。一方、ストレスホルモンの中にはコルチゾールと呼ばれる物質が含まれています。コルチゾールは免疫機能を抑制させる効果を持っているため、その影響を受けたNK細胞の免疫機能が低下してしまうのです。

二つ目の理由は、ストレスによって生じる自律神経の乱れです

本来なら副交感神経を優位にしておくべき自律神経ですが、ストレスによって交換神経が優位になると、自律神経のバランスが乱れて免疫に悪影響を及ぼします。

 

と言うのも、免疫の要であるリンパ球は自律神経によって管理されているからです。自律神経がバランスを乱せばリンパ球の管理もうまくできなくなり、リンパ球もまた同じようにバランスを乱します。そして、それが免疫機能の悪化に繋がっていくのです。ストレスホルモンと自律神経の乱れ、これら二つが、免疫機能を悪化させる仕組みです。

 

管理しやすい利点

ストレスが免疫機能を悪化させるのは深刻な事実ですが、これについては対処しやすいという利点もあります。何しろ、ストレスを感じるのは自分自身なわけですから、仮に極度のストレスに襲われたとして、それが自覚できないはずはないのです。

 

“ストレスが溜まっている”と自覚することができるため、管理することは難しくないのです。同じ免疫力に関わる問題で言えば、腸内環境を整える方が遥かに難しいでしょう。腸内環境の悪化も免疫バランスを悪化させますし、ストレスと違って腸内環境の悪化には自覚症状がないのです。

 

しかし、乾癬患者の場合、乾癬の症状そのものが大きなストレスになっているという事実から目を背けるわけにはいきません。

 

もう一生治らないのではないか?
もっとひどくなるのではないか?
薬の副作用が怖い
毎月の治療費で生活が苦しい
周りの人からジロジロ見られる
結婚も出産もあきらめた…
もうイヤだ。引きこもりたい…

 

これらのストレスの大きさは”会社で上司に叱られた”程度のストレスとは比べ物になりません…これらのストレスを和らげるために乾癬患者に必要なのは”小さな希望”であると思います。

 

腸内環境の改善だけで寛解する人がたくさんいるという事実に目を向けてください。乾癬が寛解できるかどうかは別として、少なくとも腸内環境の改善を行えば悪い方向にすすむことはありません。お酒をやめる、肉食をやめる、自炊する…なにかひとつできることから始めて、症状の小さな改善を経験すれば、そこに小さな希望が芽生えてくるはずです。

 

人間、小さな希望が芽生えてくれば、「よし!もっとがんばろう」って気になってくるものです。そんな状況になればもう治ったも同然!そうしてみんな、良くなっていくんですヨ。

 

今回のまとめ

いかがでしたか?ストレスが免疫機能を悪化させるとは言え、ストレスを皆無に生活することは不可能です。このため、ストレスを溜めないよりは、溜まったストレスを解消させる方法を考えるべきでしょう。

 

ただ、幸いにもストレスの蓄積は自覚できますし、その点では管理しやすいと言えます。厄介なのは免疫機能を悪化させるもう一つの要因である、腸内環境の悪化です。

 

腸内環境の悪化は自覚しにくいのが難点ですが、腸内環境が悪化しているかどうか、それを判断するポイントが一つあります。

 

それは、今、あなたの乾癬が悪化しているかどうかです。乾癬は腸内環境悪化の自覚症状といってもいいでしょう。

 

乾癬の皮膚炎は目に見えているのでとっても心配になりますよね。だからあなたはせっせとステロイドを塗っているわけです。でも、腸内環境のひどさはその皮膚炎どころの騒ぎではありません。

 

腸内は目に見えないからという理由だけで、なんの手当もせず放置状態。それで、「乾癬が全然治らない…」なんて悩んでいる患者さん!そりゃ良くなるわけないでしょ!

 

僕は説得はしません。今、何をすべきか…それをあなたに気づいて欲しいのです!

 

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