乾癬悪化の原因

【乾癬克服ブログ】腸内環境の改善で乾癬を克服した男のブログ

乾癬悪化の原因は免疫細胞の暴走。免疫が敵になるか味方になるかはあなた次第


ネオーラル

私達の身体の中には、毎日病気の元となる現象が多数発生します。例えば、誰もが恐れるガン細胞も、実際には毎日数千単位の数が体内で発生しているのです。それでも健康でいられるのは、免疫機能が正しく働いてそれらを撃退してくれるからです。

 

・・・と、こうやって説明すると、免疫は私達にとって実に頼もしい味方に思えますし、確かにそれは事実です。しかし、場合によってはそんな免疫が敵に回ってしまうこともあり、免疫バランスの異常な偏りによってもたらされる病気が乾癬なのです。

 

腸内環境次第で良くも悪くも変化する免疫力

免疫がいい働きをするか悪い働きをするか、それは身体の環境次第です。環境次第で良くも悪くなると言うのは、考えてみると私達人間と同じように思えますね。人間は環境次第で善人にも悪人にもなり得るわけで、だからこそ家庭環境が大切なのです。

 

そして、免疫においてもこの例えと全く同じことが言えます。つまり、免疫を悪人にしないためには、免疫細胞が心地よく感じる環境を作ってあげなければならないわけです。そこでまず知っておかなければならないのは、免疫細胞は実際に身体のどこに住んでいるかということです。このブログの読者の方ならもうおわかりですよね。

 

僕が何度も言っているように、その答えは腸であり、腸には身体の免疫細胞の6~7割が集結しています。と言うことは、腸内環境を整えることが免疫細胞にとって心地いい環境を作ることになり、免疫を敵ではなく、頼もしい味方に育てることができるのです。

 

免疫のバランスが乱れることの例え

まず、免疫がなぜ悪さをすることがあるのかを分かりやすく説明します。免疫力を司っているのは白血球ですが、この白血球はリンパ球など3種類に分かれており、さらにリンパ球もB細胞、T細胞、NK細胞の3種類に分かれています。ここで知っておくべきことは、“免疫細胞にはいくつかの種類がある”という事実です。

 

もっとシンプルに言うと、色々な種類の細胞がバランスよく集結することでひとつの免疫機能となっているのです。ここでもまた、私達人間の社会と全く同じ事実があります。各々が集まって一つのものを作る時、そこで重要なのは各々の能力のバランスです。例えば、いくら強力なバッターが揃っても、ピッチャーがいなければ野球はできません。

 

ピッチャーとバッターがバランスよく集まってこそ、初めて一つの野球チームが誕生するわけです。免疫もこれと同じで、特定の細胞だけ異常に数が多ければバランスは乱れ、それは免疫機能と呼べないものになってしまうのです。前述した野球チームに例えるなら、バランスの乱れた免疫は、バッターだけが集まった野球ができないチームと同じです。

 

さて、この例と同じように集まった細胞のバランスが乱れた免疫は、もはや正常な免疫機能ではありません。本来なら悪い菌だけを狙って撃退するはずが、ブレーキの壊れた車のように体内で暴走し、大切な自身の組織にまで攻撃をしかけるようになり、それによって乾癬はどんどん悪化します。乾癬の症状を抑えるために用いられる免疫抑制剤・・・シクロスポリン(商品名:ネオーラル)はこの暴走を強制的に止めるために使われる薬です。

 

もちろん、シクロスポリンは免疫の暴走を食い止めるのに有効ですが、腸内環境を改善させることはできないので、乾癬が治ることはありません。乾癬の症状がおさまることと、乾癬が治ることはイコールではありません。←ネオーラルを使っているのに、いつまで経っても乾癬が治らないと悩んでいる患者さんはこれが理解できていないですね。

 

免疫のバランスが乱れてしまうかどうか、それは免疫細胞が集まる腸内環境次第です。ネオーラルを使うことを否定はしませんが、それと同時に、腸内環境の改善を図らなければいつまで経っても乾癬は改善しません。逆に言えば、バカ高い薬を使い続けなくても、腸内環境さえ良くすれば3ヶ月程度でアッサリと良くなりますヨ!信じられないかもしれませんが、僕の知っている乾癬を克服した人は全員が腸内環境の改善に注力した人ばかりです。

 

腸内改善の必要性

腸内環境と言うのは、何も意識しなければ悪くなる一方です。と言うのも、現代の生活習慣はそれぐらい腸にとってマイナス要因だらけです。ストレスの蓄積、肉・油中心の生活、生の野菜・果物・魚の不足、ファストフードの増加、薬に頼った治療・・・現代を象徴するこれらの全てが、腸に悪影響を及ぼします。

 

そんな現代で腸内環境を整えようとするなら、しっかりとプログラムを立ててあなた自身が主体的に行動して腸内改善に取り組まなければなりません。少なくとも、現状の生活を続けたままいつかよくなるだろうと放置していては、乾癬はより一層悪化していくでしょう。

 

通院しても乾癬が治らないという人は、これでその理由が分かったと思います。病院で処方される薬は痒みを抑えたり炎症が引くものであって、腸内環境を整えるものではないからです。乾癬の要因が免疫の異常な行動であって、その根底に腸内環境の問題がある以上、腸内改善をしなければ完治させることは不可能なのです。このため、あなたを長年悩ませている乾癬を改善させたいなら、あなた自身で腸内改善を行うべきなのです。

 

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