乾癬と腸、免疫の関連について

【乾癬克服ブログ】腸内環境の改善で乾癬を克服した男のブログ

乾癬は皮膚病という誤解が、10年経っても治らない乾癬患者を作り出す


腸には免疫細胞の6割が集中

腸内環境の改善には、乱れた免疫バランスを正常化する効果があります。

 

免疫とは、私たちの体に備わっている防御システムです。5種類の細胞が、つねに体の外から侵入した有害物質や病原体と戦い続けています。ところで、人間の免疫細胞の6割以上が腸に集中しています。これはなぜなのかご存知でしょうか?

 

免疫は体の外からやってきた人体に有害な異物をやっつけるのが役目です。そして体内に侵入する異物の9割以上が口、鼻、肛門から侵入すると言われています。口、鼻、肛門全てに通じる器官こそが腸なのです。腸は人体の中心にあるにもかかわらず、最も異物に攻撃される器官です。このため、防御手段として腸に免疫細胞が集中しているのです。

 

以上を理解すれば、「腸が不健康だと免疫も不健康になる」←このことが感覚的にわかるのではないでしょうか?

 

免疫の働きを簡単にお話しましょう

ウイルスや細菌、有害な物質が体内に侵入してくると、まず、顆粒球とマクロファージという2つの細胞が、その病原体を食べ尽くそうと働きます。それでも処理が追いつかない時には、病原体に応じた抗体(武器)をB細胞が作り出し、病原体に攻撃をしかけます。

 

さらに、それ以上繁殖しないように、病原菌に冒されてしまった感染細胞にT細胞が攻撃を加えて抑えこみます。他にも、命令系統をもたないフリーの免疫細胞であるNK(ナチュラルキラー)細胞が、主にガン細胞を見つけ出して攻撃します。

 

乾癬患者は腸内環境の悪化が原因で免疫バランスが大きく崩れ、誤作動(暴走)が起きている状態にあります。乾癬は皮膚病ではなく、腸の病気なのです。免疫が誤作動を起こすと、顆粒球は猛烈な痒みを誘発する元凶となることがわかっています。乾癬患者が悪いのは皮膚ではなく、腸です。本当に乾癬を改善したいのであれば、体の表面(皮膚)に薬を塗っても無意味です。なぜなら皮膚は全く悪くないのですから・・・腸と免疫の関連を正しく理解し、体の内側(腸)の回復に努めることが一番必要なのです。

 

本来、優れた免疫力は、生まれながらに持っています

しかしながら、不摂生な生活を続けていたり 精神的な落ち込みがあると、腸に異変をきたし免疫バランスが悪化してしまうのです。特に現代は、ストレス社会や地球環境の激変、生活習慣の乱れ、加工食品の普及、薬の常用などから、免疫バランスが悪化しやすいのが現状です。そればかりか、免疫の異常という危機も現代人を襲っています。免疫過剰で 免疫が働き過ぎて自分の体を傷つけたり、自己免疫疾患で 正常な自分の体の一部を攻撃しているのです。

 

ストレスは免疫バランスを悪化させる原因となる

ストレスもまた、免疫バランスが悪化する要因となります。ストレスを受けると交感神経が過緊張になり、自律神経のバランスが崩れて免疫バランスが悪化します。ストレスが長く続くと風邪をひきやすくなるなど、私たちは経験的によく知っているのです。逆に、リラックスしてストレスが解消できれば、副交感神経が活発になり、免疫バランスは向上します。

 

自律神経バランスが正されると、自律神経のもとにある脳下垂体が刺激を受けます。すると、ホルモンの分泌が促されて副腎に働き、アドレナリンやコーチゾンなどのホルモンを分泌するようになります。血液はこの作用により浄化され、酸性に傾いた体を弱アルカリ性(pH7.3~7.4)に戻します。そして、細胞が活性化されるにつれ免疫バランスも整って、きれいな皮膚に再生する準備が整うのです。

 

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